和飲通信
和飲通信は本来紙の媒体で、最新号は店頭で配布しています。 その中から抜粋してここに掲載してしております。
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2008年2月号
  一年で一番寒い時期ですが、皆様お元気で過ごされてますか?外からお帰りになったら手洗い、うがいをして予防しましょう。
 先日連休をさせていただいて九州へ行って来ました。上の娘のところに寄って久しぶりに食事をしました。元気でしっかり暮らしているようでちょっと安心しました。
 せっかく九州に来たのだからと、足を延ばしまして湯布院へ行ってきました。
 湯布院の駅前は普通の観光地のようでした。かわいいケーキ屋さん、お菓子屋さん、レストランなどが軒を連ねる雑多な感じで鄙びた温泉地を期待していたのでちょっとがっかりしました。けれど駅から15分くらい歩いた金鱗湖という小さな池のあるあたりはまさに私が想像し期待したとおりの環境でうっとりしました。すれ違う時には互いに半身にならないといけないような未舗装の細い道を人々がゆっくり散策しています。ちょっと行くと小さな美術館があったり、和菓子とお茶を楽しめる甘味処があったり。なんでもない神社や池、小川がなんだか懐かしい感じがしました。
 そのあたりは観光ガイド雑誌絶賛の宿があるところです。そんな宿は一泊5万円くらいするのでとても泊まれませんが、昼食をしました。すばらしい食事でした。ずっと以前にNHKプロジェクトXでみてたあの宿です。露天風呂にも入りました。その日は晴天で風呂から雄大な由布岳がきれいに見えていました。プロジェクトXの番組で大きなリゾート開発に反対しそのままの湯布院を残すべく立ち上がった旅館のご主人の話がありました。小川沿いの小径脇に咲いてる名も無い花、ごみひとつ落ちてなく静まり返った神社の境内、丁寧に手が入れられた各家の小さな庭、菜園畑、そしてじっとそれを見下ろしてる由布岳。残したかったものはこれなんだろう。胸が熱くなる思いでした。
 翌日はせっかくなので焼酎の蔵元さんを訪問しました。当店で人気の銘柄の麦焼酎です。いつも販売している銘柄ですが、やっぱり行ってみるもので、地元九州限定のすごいアイテムを造り始めたことを知りました。少量手造り蔵だからこそ出来る焼酎です。少しですが入手することが出来ましたのでご期待ください。
 訪ねた蔵元さんは本当にいい焼酎を造られるのに増産しようとしません。今流行の黄金色の熟成タイプも見向きもしません。蒸留したままの高アルコール度数の原酒タイプも興味ないとおっしゃいます。蒸留の最初に出てくる部分だけを集めた「端たれ」もやろうとしません。とにかく現在の数アイテムだけいいものを少しずつ造り続けると言い切ります。
 今回の九州小旅行で、「何も変えない、新しさに惑わさることなく本物だけを守り続ける」ことの大切さを学びました。

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