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和飲通信
和飲通信は本来紙の媒体で、最新号は店頭で配布しています。 その中から抜粋してここに掲載してしております。
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2009年2月号
 一年で一番寒い時期です。みなさま風邪などひかれていませんか?昨年から今年は季節のメリハリが効いてますね。外から帰ったらうがい手洗いをして風邪を予防してください。
 私事ですが、今年息子が成人を迎えました。ご存知のように我が家は上が女の子の双子で下が息子です。上の娘達の時はあまり感じなかったのですが息子の成人は嬉しいようなさみしいような複雑な気持ちがしました。これまで小さくて守ってやる対象だったものがある日気がつくと未熟ながらも大人になっている。何時の日にかはぼくが守られる対象になる、その始まりなのかも知れないなあと思いました。考えてみればぼくも同じような思いを父親にさせていたのかも知れません。世間は何事も順送りです。
 ところでぼくの名前は裕樹ですが、文末に手書きで入れている署名は「示すへん」を書いています。あるお客様から、それは画数かなんかが良くなくて変えたんですかと聞かれたことがあります。実は父親がつけてくれた本当の字が「衣へん」ではなく「示すへんに谷」なのです。もちろんそんな字はありません。けれど役場から来る正式な書類(例えば選挙の投票券など)は特別に字を作ってくれているのか「示すへん」の「示谷」になっています。
 そのことに気付いたのはつい数年程前のことでした。当然息子が生まれた当時は気付いてませんでした。息子は裕典ヒロスケと名付けました。もちろん「衣谷」です。これは将軍家みたいに代々「裕」の字を受け継がせていくという壮大な計画で、ぼくは初代「裕」として後々まで語られるはずだったんですが、自分の字が「示すへん」ということが後で判り、まず最初でつまづいてしまいました(残念)。
 それで親父はなぜ「示すへん」にしたのか、深い意味があったのか、それとも単なるつけ忘れだったのか今となっては永遠の謎です。
 ぼくとしてはなんか深い意味があるものだと信じたい。自分の親の事をいうのもなんですが、親父はわりに学があって賢かったらしいのでただ単につけ忘れたとは思えない、いや思いたくない。というより「つけ忘れられた人生」というのだけはなんとしても避けたい(願望)。
 正月に四国規模の業界の新年会がありました。その会で今は大きな問屋さんの会長になられた方が入社当時、若い頃に君の親父さんにお世話になったとわざわざご挨拶してくれ、とても意義深い話も聞かせていただいき、やはり親父はどこかでぼくを守り導いてくれているのだという気がしました。そして決してつけ忘れではないとぼくは確信しました。
今年は七回忌がきます。
今月も和飲通心をお届けします。

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