和飲通信
和飲通信は本来紙の媒体で、最新号は店頭で配布しています。 その中から抜粋してここに掲載してしております。
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2007年10月
 ようやく涼しくなってきましたが、時々は、夏のブリ返しのようなカンカン照りの日もあります。一日で10度程の温度差があったりしますのでどうぞ体調管理に気をつけてお過ごし下さい。
 秋になりますと清酒がとても美味しくなります。9月9日重陽の節句を越えると蔵の中、タンクの中の酒がグーンと味がのってくるのですが、それと同時に海や山の幸の食べ物も美味しいものが旬を迎えます。近頃はいつでもなんでもあって旬を味わうことが出来にくいのでが今朝掘ったばかりのさつま芋などをいただくと本当に美味しくてうれしくなります。
 先日お客様の案内で海に行きました。水中メガネで海の中を覗いてサザエやアワビを採ります。ぼくは初めての経験でなんにもわからず、水中で手当たり次第に掴んだもののうち二つがサザエでした。お客様はサザエやアワビをどんどん拾ってきます。そしてとうとう蛸まで捕まえていました。ぼくは「ほらここにアワビがおるよ」と棒の先で示してもらって潜ってもわかりません。松茸を探しに山に入ったときも全然見つけられず、「シロウトは自分で踏んどってもわからん」といわれましたが、海でも同じですね(笑)。
 その日、ぼくが本当に採ったのは小さなサザエ2個だけだったのに蛸やらアワビやいっぱい分けてもらって帰りました。家でさっそくアワビを刺身にして清酒で楽しみました。貝類の旨さの秘密はコハク酸で、実はコハク酸はうま味調味料の主原料です。そして清酒にもコハク酸は多く含まれていてとてもよく合うのです。噛めば噛むほどにうま味が湧き上がってきました。さっきまで正真正銘海の中にいたのですから鮮度は抜群です。本当に小豆島に住んでいてよかったなあと思いました。

 その晩、友人と会食だったので冗談みたいに大きなアワビを持っていきました。店の大将に無理を言って調理してもらいました。してくれた料理はオリーブオイルソテー青葉添えみたいな感じでしたが、これにはシャルドネ種のちょっと樽の香りのあるワインがとってもよく合いました。同じ食材でも調理法でこんなに違うことを一日のうちに味わえたことはとてもいい勉強になりました。
 こういうちょっとした情報をワインや清酒、焼酎に添えてお届けできればいいなと思いました。お酒はその他の飲み物とは違い、飲む人のその時の気分や周りの雰囲気でガラッと味が変わる飲み物です。どうぞ楽しいお酒を適量、健やかに楽しんでいただきたいと思います。そして小豆島ならではの美味しい海山の旬を肴に、豊かな実りの秋を味わいたいですね。山でも海でも何も採れず貰ってばかりの私がいうのもなんですが(苦笑)。
そのアワビ採りの模様をブログに載せています。ご覧下さい。
http://sakayakenko-nissi.seesaa.net/

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