FC2ブログ
和飲通信
和飲通信は本来紙の媒体で、最新号は店頭で配布しています。 その中から抜粋してここに掲載してしております。
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

TOP
2006年8月号
 とても暑い日が続きますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。今年の梅雨は最後のほうで日本各地に大変な被害をもたらしました。皆様のご親戚またはご友人に被害はありませんでしたでしょうか?
 数年前に甚大な高潮被害を体験している私たちにとって大雨、土砂崩れは人事ではありません。また夏が終われば毎年の台風シーズンがやってきます。皆様できる限りの警戒をして被害が出ないように備えましょう。
 大水や洪水といえば思い出す話があります。今その書物を探してみたのですが見当たりませんので覚えている範囲ですが、ドイツの話です。ご存知のようにドイツはモーゼル川、ライン川の周りにワインの生産地域があります。それは寒く日差しの少ない地域であるため葡萄栽培に川面に反射する太陽の光や川からの水蒸気、暖まりにくいけれど冷めにくい水からの温度なども巧みに利用しているのです。そしてそれらの川は非常に蛇行しており葡萄栽培地域の中をうねうねと流れています。川が畑のすぐ南側を流れてるところが一番そんな利点の恩恵を受けられる畑ということになります。
 それでもドイツでも数年に一度は大雨などで川が氾濫しその「一番条件のいい畑」を根こそぎ流してしまうのだそうです。
 さぞかし葡萄栽培農家はがっかりしてるだろうと思われるけれど案外そうでもないらしいのです。一度混ぜ返された土壌が養分たっぷりのもっといい畑になるのか、数年に一度の洪水はおりこみ済みなのかはよくわからないらしいのですけれど。
 かなり昔に読んだ書物だったので今はどうなのか分かりませんが、自然との共生というのもおこがましい。たかが人間は自然にはかなわないということかもしれません。もちろん数年前に小豆島を襲った高潮は塩害で植物をダメにしてしまいます。私の自宅はちょっと小高いところにあるのですが距離的には海のすぐそばです。あの年の台風シーズンに潮を含んだ風が吹きさらしただけで庭の草花や樹がいくつか枯れてしまいました。それでも浜に下りてみると浜にだけ生えているような草花もあり、これが自然なのだと思います。庭に桜があったら春に家で花見ができるなあ、と思い植えてもらいましたが、桜は潮にすごく弱いらしくてちょっと心配です。
 もうお亡くなりになりましたが自然の草花に大変詳しい先生が、緑や花をふやそうとするのはよいけれど本来その種が無かったところに植えたりしてはいけないとおっしゃっていたのはこのことをも含んでらしたのかと今更ながらにわかりました。
 ますます暑くなります。体調には充分気をつけて健やかにお過ごし下さい。近頃は暑さそのものよりも、室内と野外、または車内と路上など、冷房されたところとそうでないところの温度差が夏バテの元になると云われています。冷房はマイルドにして汗をかいて体温調節しましょう。地球にもご自身の為にも。
今月もよろしくお願いします。
スポンサーサイト

TOP

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。